フリーランスのコンサルタントは「稼げる」「自由に働ける」等のイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
ですが、経験値や深い知識を求められるこの職業では、下準備が欠かせません。
今回はフリーランスのコンサルタントになるために必要な知識についてまとめましたので、会社を辞めて独立を考えているという方は是非参考にしてみてください。
フリーランスによるコンサルの案件例
フリーランスのコンサルタントには様々な案件があり、業種や働き方も大きく変わってきます。コンサルタントの報酬体系も合わせて案件について説明していきます。
フリーランスのコンサルでの働き方と報酬体系
働き方としては「常駐型」と「リモート型」があり、前者は、クライアントの企業に実際に訪問するので信頼度は深まりやすいですが、都内から地方まで関係がある場合は、エリアが広く移動時間が多くかかってしまいます。案件に余裕が出てから、エリアを広げるのがおすすめです。
後者は、ネットで繋がれれば場所を選ばずどこでも仕事ができ、自由度の高い働き方をすることができます。
報酬体系は、1時間ごとに報酬が決まっている「タイムチャージ方式」、1ヶ月ごとに報酬が決まっている「定額方式」、各プロジェクトごとに報酬が決まっている「プロジェクト式」の3つがあり、案件によって選ぶことができます。
フリーランスのコンサルの業種
「IT戦略コンサルタント」
「Webマーケティングコンサルタント」
「経営戦略コンサルタント」
「人事戦略コンサルタント」
「財務戦略コンサルタント」などの種類があり、一般的には浅く広くでなく深く狭く知識や実績を深めていく方が望ましいです
フリーランスのコンサル案件
フリーランスのコンサル案件には週2〜3日の稼働から5日の稼働までやリモートでの働き方など自分の希望の働き方に合わせることが可能な案件があります。
例えば、ITコンサルタントなどの案件例は以下の通りです。
週2回 64時間稼働で ¥600,000まで
次にIT系のフリーランスのコンサルタントは
週3回 96時間稼働で ¥700,000まで
フリーランスのコンサルタントのリモートは
週3日 96時間稼働で ¥900,000まで
このようにコンサルの案件はフリーランスであるほど、またリモートであるほど高報酬と言えます。
フリーランスのコンサル案件獲得方法は?独立前の準備や求められる能力を解説
フリーランスでコンサルタントとしてやっていくには、案件を獲得しなければなりません。どんな方法を取ったら案件を獲得できるのか、また独立前にしておくべき準備や、身に付けるべき能力について説明していきます。
フリーランスのコンサル案件獲得方法
「フリーランスエージェント」や「クラウドソーシング」を使って自分の条件に合った案件を探す方が多いです。
また人脈のある方は、知り合いから案件を紹介してもらうなど確実なルートからフリーランスとしての実績を積むこともおすすめしています。
フリーランスがコンサルで独立するための準備
会社に在籍していながらも、こういった準備を進められているとフリーランスになった時に、大きな差が開きます。
「専門性を極めて実績を作る」
「見込み客を確保し良好な関係を築く」
「フリーランスエージェントへ登録しておく」
これらが必要となります。
また、独立後の業務を行なっていくにあたって
「保険の切り替え手続き」
「経理の知識を軽く理解する」
「クレジットカード・ローンの契約」
これらが必要となります。
会社在籍時とは違い、信用情報が地に落ちます。その前に必ずローン関係の契約や口座の作成・クレジットカードの作成は済ませておきましょう。
フリーランスのコンサルに求められる能力・条件
「営業力(コミュニケーション能力)」
「心身のタフさ」
「モチベーションの維持」
「過去の実績(実務経験等)」
「最新の情報を知る勤勉さ」
「確実に効果を上げる有言実行力」
「マルチに業務をこなす」
これらがフリーランスのコンサルに求められる主なスキルです。
特に、独立すると社内に在籍していた時のように情報は降ってきません。自ら能動的に情報を学ぶ姿勢がないと、中々バリューがある仕事を継続的にこなすことが出来なくなり、次第にクライアントから頼りにされなくなってしまうリスクがあります。
フリーランス人気のコンサル案件別おすすめエージェント【2022年4月最新】
「ハイパフォーマーコンサルタント」
「BTCエージェント for コンサルタント」はフリーランスのコンサルタントにおすすめのエージェントで、高単価案件を多く持っています。
経営コンサルトを専門とされている方は
「Strategy Consultant Bank (SCB)」がおすすめです。高単価な案件があったりリモート可能であったりと、質がよく働きやすい案件が揃っています。
また、起業準備をしながらフリーコンサルタントをすることで生活資金・事業資金を賄う人はZarcのようなコンサルと事業立上げを展開しているところもオススメです
フリーランスエージェントの選び方や比較ポイント
「案件数の多さ」と「行動しやすいエリア」は業務を行っていく上で優先すべきポイントとなります。また、直接案件を受けられるものを受注することで、中間マージンを取られることなくなるべく多くの報酬を得ることができます。
税務処理などのサポートサービスがあると業務量を軽くすることができるので、従業員を雇っていない方はこういったサービスを選択してみましょう。
「手数料が公開されている」「報酬の支払期日が早め」等の条件を選ぶと、報酬に対するトラブル防止やモチベーション維持にも繋がります。
フリーランスとして独立直後の初心者におすすめのエージェント
「ポテパンフリーランス」では経験が浅い方でも応募可能な求人を多く取り揃えており、挑戦しやすいのでおすすめしています。
また「PEーBANK」では、公開求人数50,000件以上と、様々な案件に富んでいます。
フリーランスのコンサルタントとして実績が少しついてきた頃に、おすすめです。
フリーランスのコンサル業務「独立後」と「会社在籍時」の違い
会社在籍のコンサルタントは、会社としてクライアント先の企業と雇用契約を結び、会社を通して業務を社員で分配しています。
逆にフリーランスとなると、業務委託契約を結び企業から直接案件を受けるという違いがあります。
この差にはメリット・デメリットがあり、それには気を付けるべき点が沢山ありますので、詳しく説明していきたいと思います。
コンサル会社勤務からフリーランスになった際のメリット・デメリット
自分の好きな時に働くことができたり、自分の得意な分野に集中し、収入が上がるというメリットがあります。
質の良い顧客を選ぶことでストレスを軽減でき、また、依頼価格が個人になることで安く受けられ、クライアントの負担を減らし、満足度を上げることにも繋がります。
また、休みの概念がなくなり毎日仕事をしてしまったり、会社勤務時よりも立場が弱くなってしまうというデメリットもあります。
会社在籍時に「個人」として自分を売っていく必要もありますね。案件獲得が難しいと言う声もあります。
フリーランスになったら気を付けるべきこと
得意な業種を決めておくなど、自分らしさを決めること。
また、無料相談から有料相談への線引きをハッキリさせることで、クライアントとのトラブル防止にもなります。
仕事に夢中になるあまり、心身の健康が害されないよう管理を怠らないことが大事です。働く際のルール決めやリフレッシュ法をすると長期間で見たときに働きやすくなってきます。
まとめ
フリーランスでコンサルタントしていくには、信頼される十分な実績や目標に対しての実行力、営業力や専門性など、必要になってくるスキルが多いため、入念な準備が重要となります。
独立後に困らないように、自分に合った働き方や将来的な目標など照らし合わせながら計画的に案件を獲得していきましょう。
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