近年は、グローバル化やIT高度化に伴い、プロジェクトの大規模化が進むなか、PMOコンサルが増えてきています。なかでも、フリーランスのPMO案件が増えてきています。PMOコンサルのメリットが注目されてきており、詳しくまとめてみました。
PMOコンサルとは
まず、PMOとは、また、PMOコンサルについて詳しく解説していきます。
PMOとは
PMOとはプロジェクトマネジメントオフィスの略です。3つの断層があります。
①ポートフォリオマネジメント
ポートフォリオとは、組織として戦略的目標の達成に必要な変更の投資やそのセグメント全体のことです。大切なのは、正式なプロジェクトやプログラムマネジメントの方法を介し、提供される変更の管理を行うことです。プロジェクトやプログラムや、ポートフォリオなどの運用を、戦略的目標の達成のためにグループとして管理します。
ポートフォリオマネジメントとは、戦略を持って、社内のリソースの資源配分をし、意志決定をしていくことです。組織内での、プロジェクトは複数にわたるため、最適化する必要があります。
②プログラムマネジメント
プログラムマネジメントとは、プロジェクトに対して業務を標準化したり、品質の確保や、人材の活用など納期なども考えながら、コストのコントロールをし、複数のプロジェクトを成功に導くことをいいます。
③プロジェクトマネジメント
プロジェクトの事業全体を考え、関係者の要求や期待の成功をするために、スケジュールを組み、課題やリスク管理、柔軟な仕様変更、構成の管理を行うことでプロジェクトの達成を目的とすることをいいます。
◆PMとの違い
・プロジェクトの管理職としてPMという仕事をしている人がいます。PMとはプロジェクトマネージャーの略です。PMOと役割がよく似ているので、混合されることもありますが、PMはプロジェクトの管理者です。また、プロジェクト全体の意思決定をします。
PMOはPMをサポートする役割です。大規模なプロジェクトの場合、PMはたくさんの管理を行わなければなりません。マネジメントの業務が複雑になるので、PMだけでは、対応しきれなくなります。PMOは、PMをサポートするために、たくさんの管理を行い、プロジェクトを成功させる存在です。
<h3>PMOの種類とは</h3>
PMOにはたくさんの種類があります。以下に、大きく3つ述べていきます。
①PMOアドミニストレーター
プロジェクトに必要なデータを集め、一般的な事務作業を支援します。データの更新や会議のコーディネートの書類作成、経費の計算やメンバーの稼働の管理などをします。この事務作業をPMがするには、とても負担になりますので、PMOアドミニストレーターがサポートします。
②PMOエキスパート
プロジェクトの内容の環境の整備やルールを設定したりします。プロジェクトマネジメントの役割です。幅広い業務があるため、スキルは必要です。
③PMOマネージャー
PMOの組織を管理する業務です。PMOもひとつの組織であることから、管理するマネージャーが必要になります。組織の戦略や計画を決めたり、メンバーの教育や予算の管理、ルールの維持など、組織の安定化をすることが主な業務です。
さらに、支援型と管理型、指揮型という3つの職種に分かれます。
このようにたくさんの仕事や業務も分かれており、PMだけでは大変な仕事を支援していくのがPMOの役割です。
PMOコンサルになるためには
PMOコンサルになるために資格はいるのでしょうか。またコンサルに向いている性格や特徴について説明します。
必要な資格とは
PMOコンサルとして必要な資格としては、PMOスペシャリスト認定資格やプロジェクトマネージャー試験があったり、プロジェクトマネジメントアソシエイト資格というものがあります。
他に必要なスキルの例は、文章作成のスキルやコミュニケーションスキル、プロジェクトの管理の知識など細かいことなどです。
向いている性格・特徴は
まず、コンサルとはクライアントの抱える課題に対して、解決をしていく仕事です。コンサルに向いている人としての特徴は以下です。
- 論理的な思考能力を持っている人
- 長時間勤務を行える人
- 分析結果などを適切に伝える能力がある人
- 相手の発言の意図などや置かれている状況を推察できる人
- クライアントの悩みに期待を超えるような成果を出したい思いがある人
- 自分の間違いを受け入れる素直な柔軟性がある人
以上のような性格や特徴のある人がコンサルに向いています。
フリーランスとしてPMOコンサルが増える理由
PMOコンサルについて何故フリーランスが増えているのでしょうか。以下に説明します。
フリーランスのPMOコンサルとは
フリーランスがPMOコンサルをするメリットについて説明します。PMOには社員のPMOコンサルとフリーランスのPMOコンサルがいます。
社員の中でも独立したいと考えている方も多い様子です。社員であるPMOは会社により決められたプロジェクトを実行することが主な職です。
社員は、プロジェクトを選べませんが、フリーランスのPMOコンサルは、自身が積みたいキャリアを逆算し、案件（プロジェクト）を選べることがメリットです。
自身のキャリアを磨いていく可能性が広がります。また、社員は給与と仕事のバランスに納得できない人も多いといわれております。一方、フリーランスの場合は稼働が安定しませんが、同じポジションでも相対的に給料が高くなるため、社員よりも高収入を目指すこともできます。
フリーランスとPMOコンサルの相性がいい理由
フリーランスなら、PMOコンサルととても相性がいいです。プロジェクトの規模により、単独で得意な業務につける他、1人でPMのサポートとして業務にもつきやすく、社員PMOよりも高収入を目指すこともできます。
結論として、相性がいい理由は自分の強みを活かせることが出来ることです。また、フリーランスとして、時間に縛られずPMOコンサルとして、クライアントの要望に応えていける人材であることが、相性がいい理由になります。
◆プロジェクトが大規模であり、複雑化されている。
例えば、IT技術としても多様化されてきており、専門的な技術を持つフリーランスのコンサルの人材を企業が求めています。
◆キャリアを積み上げていける
フリーランスであっても、企業の要望に応じれる人材としてあなた自身がキャリアを積み上げていくことができます。コンサルとしての信頼度が増し、キャリアを積み上げていけば、仕事が増えていく可能性も大きく、高収入が期待できます。
◆自分の得意な分野を発揮できる
フリーランスとPMOコンサルが相性がいい理由としては、自分の得意分野を発揮していけることです。スポットコンサルとして、時間に縛られず得意な分野での高収入を目指せることはあなたの意欲になります。
◎相性がいい理由は、以上です。PMOコンサルの人材不足に悩む企業も、依頼するとすぐ応じてくれるコンサルを必要としていますので、フリーランスは優遇されます。
まとめ
フリーランスとしてPMOコンサルのメリットをご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
近年、フリーランスのPMOコンサルを探している企業はたくさんあります。まずPMOについての説明から、PMOコンサルのメリットをまとめてみました。
さらに、フリーランスのPMOコンサルが増えている理由について、フリーランスとPMOコンサルが相性がいい理由についてもご紹介しました。
PMOコンサルの種類についても詳しく解説しております。
これからPMOコンサルとして活躍したい思われる方はぜひ参考にしてください。
