コンサルの経験がベンチャーに有利な理由

近年、コンサルタントという職業が注目を浴びています。

新卒で会社に入社する際、大手のコンサルタントを目指している人も多いのではないでしょうか。しかし、大ベンチャー企業でのコンサルタントは専門性が高く入社するのは難しいです。

大手企業のコンサルタントは幅広い分野に携われるというメリットがあります。

しかしベンチャー企業のコンサルタントも最近は注目度が上がっています。

ベンチャー企業のコンサルタントは専門性が高いという特徴があります。

ベンチャー企業に就職する際、周りに詳しい人がなかなかいませんね。

そこで今回の記事ではベンチャー企業のコンサルタントは大手企業のコンサルタントと比べてどのようなメリット、デメリットがあるのかを紹介します。

ぜひ最後まで読んでいって就活や転職の参考にしてください。

 

ベンチャー企業のコンサルタントのメリット

 

若手社員が多いため早めにビックプロジェクトを任せてもらえる

ベンチャー企業は人数が少なく、また創業してからの年数が低い傾向にあります。

そのため在籍してる社員も若い人が多く、大きな案件も若手に任せてもらえる環境です。

また、直接顧客と話す機会も設けてもらえます。経営者一人に対し、コンサル二人で話す機会があり、中小企業が顧客の場合は直接担当させてもらえるかもしれません。

その反面、大手企業のコンサルタントになるとチームで一つのプロジェクトを回すことがほとんどなので一人あたりの裁量も低くなり、あまり実績を残せないかもしれません。

ベンチャー企業のコンサルタントは一人あたりも業務量が多くなるけど、それでも早く実績を残して成長したいと考えている人には向いているといえるでしょう。

会社が大きくなっていくにつれて自分の成長も実感することができる

ベンチャー企業のコンサルタントは少人数制なので運営側や経営側と関係を持てるというメリットがあります。

また、ベンチャー企業では経営者とおなじ環境で働いたり、直接意見を言うこともできます。

自分の言った発言がそのまま会社の売上拡大に貢献することもあります。

なので会社の規模が大きくなるとそれを密に感じ取ることができます。

これは仕事をした分だけ成長を実感できてやりがいにつながりやすいですね。

反対に大企業だと経営層との距離は遠く、与えられる裁量も少なくやりがいにつながりにくいです。

大企業だと経営者との距離が遠いのはもちろん、自分のこなした業務は全体にとっては少ししか貢献してないので会社の売り上げに貢献した実感がないのです。

 

ベンチャー企業のコンサルタントで注意しておくべきこと

かかわることのできるプロジェクトの幅が制限されること

ベンチャー企業のコンサルタントとして働くデメリットとして与えられるプロジェクトの幅が狭いというものがあります。

ベンチャー企業の取り組む案件は専門性が高いです。そのため似たような案件に取り組むようになり、幅広い分野を経験することができなくなります。

もし、幅広い分野の案件を経験したいと思うなら、まずは幅広い分野を取り扱っている大手企業のコンサルタントとして経験を積むのも良いでしょう。

一人の抱える業務量が多い

ベンチャー企業のコンサルタントは少人数なので一人あたりの業務量は多くなりがちです。

仕事量が多いと、せっかくチャンスがあってもそれを逃してしまったり、休暇を取れなくて体調を壊してしまいます。

なので自分のできる範囲で取り組み、わからないときは先輩に聞きながら仕事に慣れていきましょう。

ベンチャーの経営者にはコンサル出身が多い理由

 

日本を代表する企業の課題を解決してきたから

コンサルタントは日本を代表する企業の、社内では解決できない課題を解決してきました。

そのためコンサルファームの仕事は必然と重要で非常に難解な仕事となっていきます。

このような状況だとコンサルタントは常にプレッシャーにさらされるので経験をたくさん積むことができるのです。

またコンサルタント出身の人は起業することも多いです。

なぜかと言うとコンサルタントは経営目線で企業の課題を解決してきたためその経験が新たなビジネスの創出に大いに生かせるからでしょう。

このようにコンサルタントの経験は様々な場面で活躍することができると言うことがtわかります。

エース社員を相手にしてきたから

コンサルタントが相手にするのは大手企業の経営企画の人たちです。

その人達はエース社員に相当し、コンサルタントが解決する内容はそのエース社員が解決できなかった内容にあたるので、そのエース社員を上回る解決策を提案しなければなりません。

そのため、その人達を上回る課題解決能力や目標を達成するためのマネジメント能力も必要になるのです。

ストレス耐性が強いから

大手クライアントは社内調整や根回しが必要になることがあります。

しかもコンサルタントとクライアント企業は案件の受注と発注の関係にあるのでクレームしてきたり、無理な要求をしてくるなど理不尽なシーンもあります。

このような事態にもめげずに乗り越える能力が必要とされるのでストレス耐性が身につきます。

また、コンサルタントは激務であり、残業や休日出勤はよくあります。

扱う仕事も難解であることから業務時間は多くなります。しかもクライアントがあっての仕事であり、クライアントをがっかりさせてしまっては案件が回ってこな可能性もあるのでどうしてもクライアントファーストになりがちです。

さらに周りに優秀な人材が多いというのもストレスの原因になります。周りに優秀な人材が多いと常に比較され、もっと上を目指さないとという気持ちになり気が休まる時がありません。

このようにコンサルタントは高いレベルが求められ、クライアントが第一であるのでストレスもたまりやすいです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は大手企業と比較したベンチャー企業のコンサルタントになるメリットとデメリットを紹介しました。また、ベンチャーの経営者にコンサルタント出身が多い理由についても話しました。

また、コンサルタントの仕事は難易度と業務量ともに高く、理不尽な場面もあります。これは一見悪く見えますが、これがあったからこそ成長でき、ベンチャーの経営者になることができるのですね。

大手もベンチャーもそれぞれメリットがあり、人によって向き不向きがあります。

自分の適性をよく考えて選ぶとよいでしょう。


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