コンサルとしての業務体験や培ったスキルは財産になります。これからコンサルとして起業したい方へ注意点などを解説します。ぜひ参考にしてください。
【コンサルから起業したい】コンサルファームに就職、転職するのは起業にメリットがあるか
いずれコンサルとして起業したい方にとってコンサルファームへの就職や転職についてまとめました。
コンサルティングファームの方が欲しい方やその理由
コンサルティングファームとは、企業が解決したい問題を抱えている場合に、サポートを行う企業です。クライアントは解決できない問題をコンサルティングファームに依頼し、クライアントの要望に応えるために、コンサルは時間や曜日に関係なく、クライアントの視点に寄り添いながら企業の問題解決に挑みます。
コンサルとして、企業の問題に対して全力で解決していく姿勢が大切で、起業する時もその姿勢をスキルとした方がクライアントに望まれます。
コンサルティングファーム出身でも欲しくない方やその理由
コンサルティングファームでは入社後1年ほどは、簡単な資料作成やリサーチがメインになります。コンサルとしての仕事は会社によって変わりますが、入社4年から5年ほど経ってからになります。それまでは上司のサポートを通してインプットやアウトプットのスキルを身につける期間です。
コンサルとして起業するためには、まずコンサルティングファームでの経験が長くないと、クライアントからの信頼は得にくいことが理由です。
コンサルから起業する人は失敗しないビジネス作りが上手い?
コンサルティングファームでは、たくさんの種類の業務があります。自分の得意分野を活かせる分野であるならば、活躍が期待できますが、ビジネス作りとなると、戦略系コンサルを得意とする方に限られてきます。戦略系コンサルは、企業のプロジェクトに対して、提案や新規プロジェクトを提案していく業務です。
たくさんの分野では、一概にビジネス作りが上手いとは言えず、あくまでもクライアントが抱える問題をどのように解決していくかが基本です。
コンサルティングファームはエッジの立った人よりも優秀な方が増えている?
コンサルティングファームに向いている方の特徴は、常に期待を超えるような結果を追求できる、業務外でも情報収集に気をつけている、臨機応変に解決策を考えることが出来る、客観的に物事を考えることが出来る、課題に対しての意識を常に持ちながら、自分なりの考えも持っている方です。またその反対に、マニュアルのある仕事を行うことを得意とする方には向いていないと言えます。
コンサルティングファームへの就職や転職は、高いスキルを求められるため、なかなか難しいとされています。その分優秀な人材が増えていますが、得意とした分野で活躍していきたいならば、中途採用もあります。臨機応変さは必要とされます。
コンサルが起業で成功するために必要な行動
コンサルとして起業し、成功していくために、必要な行動をまとめました。
理論的な話に留まりやすいので、具体に強い・行動力がある人材とチームを組む
コンサルとして起業するには、まず自身の強みを活かし得意な分野で起業していくことになります。コンサルの仕事は、常に論理的思考が大切ですが、時には理論的な話ばかりに留まってしまい、次の行動を見出すのが難しいこともあるでしょう。そんな時のために、違う人の意見を聞く習慣も大切です。
起業する前に、コンサルとして行動力のある人とチームを組むことで、客観的に物事を考えることができます。
失敗に慣れていないので、失敗がつきものであることになれる
自身の専門分野でのコンサルの経験は、クライアント側の悩みを解決していくことですが、常にそのような業務に携わりプロジェクトが達成されていく上で、失敗に慣れていないというデメリットがあります。
起業するには、自分でクライアントを獲得し、今まで経験したことがないような問題も起こってくるので、失敗することもあるということを意識しながら、失敗も成功への一歩だと考えて行動していくことが大切です。
これまでのような周りもコンサルタントで阿吽の呼吸で仕事が出来ないことを認識し、だれにでも分かりやすいコミュニケーションを心がける
今までのコンサルの経験では、ひとつの会社で上司からサポートを受けたり、同じメンバーとの業務であったりと、支えてもらいながらプロジェクトを達成できたかもしれません、しかし、起業するとなると、全てを1人で行っていかなければなりません。
困った時に相談できる人との人脈を今から大切にし、成長しながらコミュニケーション力を高めておくことが大切です。
コンサル型ビジネスで起業する人が特に陥りやすい3つの失敗
「やりたいこと」と「できること」の乖離
起業した際は専門分野で活躍していきますが、自分が本当にやりたいことが、クライアントの要望とあわないこともたくさんあります。まず、クライアントの立場に寄り添い、自分ができることは何かを追求していく必要があります。
「論理的にやるべきこと」「実務的に出来ること」の乖離
コンサルの仕事は、論理的思考が必ず大切ですが、クライアントにより、違う方向の業務を求められることもあります。実務的にできることは何か自分で見出していき、自身の強みを明確化して業務に当たることが大切です。
お客様目線から外れた表現
コンサルは常にクライアントの立場に寄り添い、話し合いを進めていかないといけません。クライアントが何をどのように解決していきたいかを鋭い洞察力で見抜いていきながら、業務を遂行していかないと、クライアントが求めることと全く違った表現を使ってしまいがちです。
競争加熱ゾーンへの突入
いきなり競争加熱ゾーンへ突入していくことは危険です。起業したころは、まず営業ややらないといけないことがたくさんあり、クライアントの要望にしっかりと解決まで、行っていきます。
その中で少しずつ信頼を得ていくので、あまり競争の強いゾーンへ入ってしまい、業務が間に合わないと、今まで積んできたスキルや経験に自信を失くしてしまったりすることにもなりかねないので、とても勿体ないことになります。
まとめ
コンサルとして起業していくために、どのような業務経験やスキルが必要なのか、また起業する際の注意点などをまとめました。これからコンサルとして起業していく方のご参考になれば幸いです。